点検

STOPボタンの点検

  • 刈刃には触れないでください。
  • 点検中や清掃中に、本機を地面から持ち上げないでください。
点検項目 処置
STOPボタンおよびコントロールパネルカバーの動作 本機のテスト稼働中に、STOPボタンを押してください。
本機が停止せず、コントロールパネルカバーが開かない場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。
  1. コントロールパネルの(オン)ボタンを押します。
  2. 草刈りスタートポイントテストをします(草刈りスタートポイントテスト)。本機が稼働中に、STOPボタンを押して本機が停止することを確認します。

充電ステーションの点検

点検項目 処置
充電ステーションの損傷 充電ステーションを目視で点検してください。
損傷している場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。
充電プラグの状態 充電プラグの金属接点が腐食・損傷していないか目視で点検します。接点をブラッシングして腐食を除去し、充電プラグ(下図)の損傷を確認してください。充電できるか確認してください。充電されない場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。
点検項目 処置
充電ステーションの充電プラグと本機の充電部の隙間 本機の後輪(タイヤ)を充電ステーションの最も高い位置に合わせてください。
充電ステーションの充電プラグと本機の充電端子の間に隙間があるかを確認してください。隙間がない場合、充電ステーションを調整してください(充電ステーションの設置条件)。またはお買いあげ販売店に連絡してください。

ステーションスクリューの点検

点検項目 処置
ステーションスクリューのゆるみ ステーションスクリューを目視で点検してください。
ゆるんでいる場合は、マイナスドライバーで締め付けてください。

ワイヤーコネクターと4ピンコネクターのチェック

点検項目 処置
エリアワイヤーおよびショートカットワイヤーコネクターと接続部のゆるみ ワイヤーコネクターと4ピンコネクターを目視で点検してください。
緩んでいる場合は、奥までしっかりと挿入します。
LEDが赤の場合は、ACアダプターの電源プラグをコンセントから抜き、再び挿し直して、LEDが緑になっていることを確認してください。

後輪(タイヤ)の溝深さの点検

点検項目 処置
後輪(タイヤ)の溝深さ 後輪(タイヤ)中央部の溝の深さを測ってください。
7mm以下の場合は、お買いあげ販売店に連絡して、交換してください。

前輪(キャスター)ホイールとベアリングの点検

点検項目 処置
前輪(キャスター)ホイールの損傷 前輪(キャスター)ホイールを目視で点検してください。
損傷している場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。
前輪(キャスター)ベアリングの動き 手で前輪(キャスター)を動かし、スムーズに動くか確認してください。
スムーズに動かない場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。

充電端子の点検

点検項目 処置
充電端子 充電端子の詰まり 充電端子の金属部分を目視で点検してください。
充電端子に草が詰まっている場合は、草を取り除いてください。
充電端子の状態 充電端子の金属部分に摩耗、腐食、損傷がないか目視で点検してください。直径7mm以上の摩耗穴や6mm以上の亀裂がある場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。

モーターハウジングブーツの点検

点検項目 処置
モーターハウジングブーツ モーターハウジングブーツの損傷または破れ モーターハウジングブーツとブーツバンドを目視で点検してください。
損傷や破れがある場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。

刈刃および刈刃ディスクの点検

刈刃および刈刃ディスクの状態を点検する手順は、次のとおりです。
刈刃の寿命
通常、刈刃の寿命は160時間です。寿命は、草の状態によって異なります。特に春は早めに交換する必要があります。
例: 毎日、11.4時間ずつ本機を稼働させた場合、刈刃の寿命は2週間です。
毎日、2.6時間ずつ本機を稼働させた場合、刈刃の寿命は2ヶ月です。

  • 刈刃には素手で触れないでください。作業用手袋を着用してください。
  • 以下の手順を行う前に、必ずSTOPボタンを押し、(オフ)ボタン押して本機の電源をオフにしてください。

取扱いのポイント

  • 壁などで本機を支えてください。
  • 点検中に、本機を地面から持ち上げないでください。

刈刃、ナット、刈刃ディスクを点検します。

点検項目 処置
刈刃およびナット 刈刃の摩耗 刈刃を目視で点検してください。
摩耗している場合は、刈刃を交換してください。「刈刃の交換」を参照してください。
刈刃の取り付け 手でナットを回し、ゆるみを確認します。
ナットがゆるんでいる場合は、指定されたトルクで締め付けてください。「刈刃の交換」を参照してください。
刈刃の穴の摩耗 刈刃穴の摩耗を、目視で点検してください。
摩耗している場合は、草刈り中に刈刃の穴が大きくなり、ナットの肩部が痩せることで、刈刃が刈刃ディスクから外れる危険があります。
摩耗している場合は、3本の刈刃と必要に応じてナットも交換してください。「刈刃の交換」を参照してください。
刈刃ディスク 刈刃ディスクの反り 刈刃ディスクを回し、目視で点検してください。
反りがある場合は、お買いあげ販売店に連絡してください。

刈刃の交換

刈刃を交換する手順は、次のとおりです。

  • 刈刃の交換を行う前に、必ずSTOPボタンを押し、(オフ)ボタン押して本機の電源をオフにしてください。
  • 刈刃の交換を行う前に、作業用手袋を着用してください。
  • 刈刃は非常に鋭利なため、ケガをする恐れがあります。取扱いに注意してください。

取扱いのポイント

  • 刈刃の交換に必要な工具がない場合は、お買いあげ販売店に依頼してください。
  • 刈刃を交換する前に、草くずを取り除きます(草くずの除去)。
  • 刈刃は研いで使用せず、必ず交換をしてください。また、交換時には必ず新品の純正のものを使用してください。
  • 刈り取りのバランスを維持するため、すべての刈刃は同時に交換してください。
交換部品 部品番号
刈刃 72511-VP7-C50
ナット 90305-VP7-C50
  1. 刈刃の高さを20mm(刈り高さ設定)に調整し、電源を切ってから本機を裏返しにします。
  2. ナットを回すときに刈刃ディスクが回転しないように、17mmスパナを使用して、刈刃ディスクの基部を押さえます。
  3. 8mmスパナを使用して、各刈刃のナットを取り外します。
  1. 刈刃を交換します。刈刃ディスクの各ボルトに刈刃を合わせ、8mmスパナを使用してナットを軽く締めます。

    取扱いのポイント

    • ナットの肩部が刈刃の穴に収まった後、ナットを締め付けます。
  2. トルクレンチを使用して、ナットを指定されたトルク値で締め付けます。

    4.4 ~ 6.0 N・m (0.45 ~ 0.60 kgf・m)

    取扱いのポイント

    • トルクレンチがない場合は、お買いあげ販売店に作業を依頼してください。
    • 刈刃ディスクと本体の間にレンチを挿入し、刈刃ディスクが回転しないように作業してください。
  1. 刈刃にあそびがあり、スムーズに回転することを確認します。
    スムーズに回転しない場合は、刈刃ナットを取り付け直してください。