Hondaロボット草刈機の作動原理
システムの設定
草刈りエリアは、エリアワイヤーが発信する信号で区切られます。境界を検出すると、本機は方向転換してランダムに草を刈り取ります。バッテリーを充電する必要があるときは、充電ステーションに戻ります。
エリアワイヤーの敷設
エリアワイヤーの位置によって草刈りエリアの条件が決定されます。草刈りエリアは、複数の稼働区画で構成される場合もあります。草刈りスタートポイントの設定および詳細情報は、「4 メニューの設定」を参照してください。
草刈りエリアに傾斜がある場合は、以下の条件に従う必要があります。
本機は、敷設されているエリアワイヤーに沿って移動するため、傾斜が険しすぎる場所にエリアワイヤーを敷設すると、本機に悪影響を及ぼします。詳しくは、「エリアワイヤーの敷設条件」を参照してください。

番号 | 説明 |
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① | 充電ステーション 充電ステーションは水平な地面に設置し、充電ステーションの前と後ろの高低差は、5°を超えないように設置してください。詳細は、「設置条件の確認」を参照してください。 充電ステーションの設置には、複数の方法があります。詳細は、「設置条件の確認」を参照してください。本機は、充電ステーションの位置情報を取得する際、ステーション上にて通信衛星からの電波を受信します。 |
② | スマートフォンに専用アプリMii-monitorをインストールすると、本機と離れた場所から、設定変更やエラー通知の確認などが行えます。 |
③ | 電源コード |
④ | ACアダプター ACアダプターは、雨に濡れない日陰の場所に設置してください。また、地面から30cm以上の高さに設置してください。 すべて接続した後に、ACアダプターを家庭用電源に接続してください。 |
⑤ | エリアワイヤーと草刈りエリアの境界との間は30~50cm離してください。 |
⑥ | 各エリアワイヤーの間隔が5mm以下となるように敷設してください。エリアワイヤーの重なりや交差がないことを確認してください。 |
⑦ | 本機が乗り上げる恐れのある障害物や池、穴などを避けるためのエリアワイヤーの敷設方法については、「エリアワイヤーの敷設条件」を参照してください。 |
⑧ | 15度未満の傾斜地にショートカットワイヤーを敷設する場合は、可能な限り斜めに敷設してください。 |
⑨ | 15度以上25度未満の急斜面では、エリアワイヤーを横に敷設しないでください。本機が旋回し易いように平坦地で横に敷設してください。 |
⑩ | ショートカットワイヤーを敷設することにより、充電ステーションと草刈りスタートポイント間の走行距離の短縮や轍の発生を抑えるメリットがあります。また、狭路での走行を容易にします。 |
⑪ | スマートアイランドゾーン 本機の侵入頻度を減らしたい場所(日陰で草の発育が遅い場所、または意図的に草を延ばしたい場所など)を設定できます(GNSS)。 |
⑫ | ショートカットワイヤー ショートカットワイヤーは、地中に埋める、または地面にワイヤーペグで固定して敷設します。ショートカットワイヤーの曲げ角度は、90°以上で敷設してください。 |
⑬ | エリアワイヤー エリアワイヤーは、地中に埋める、または地面にワイヤーペグで固定して敷設します。 最大面積4000m²、最大長1000m |
⑭ | スプライスコネクター |
⑮ | ワイヤーペグ |
取扱いのポイント
- エリアワイヤーのレイアウトを示す「草刈りエリア図」の作成を、お買いあげ販売店に依頼してください。