長期間使用しないときの手入れ

長期間使用しない場合、または作業を終了して長期間格納する場合は次の手入れを行ってください。
30日以上使用しないときは、燃料タンクとキャブレター内の燃料を抜いてください。

  • 燃料を抜かないと、ガソリンが劣化して次回使用時に始動困難となり、故障の原因となります。

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エンジン停止直後はマフラーや点火プラグなどは非常に熱くなっており、ヤケドをするおそれがあります。作業はエンジンが十分冷えてから行ってください。

  1. 燃料を抜いてください。

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    ガソリンは非常に引火しやすく、また気化したガソリンは爆発して死傷事故を引き起こすことがあります。

    • 換気の良い場所で行ってください。
    • 火気を近づけないでください。
    • ガソリンはこぼれないようにしてください。万一こぼれた場合は、布きれなどで完全にふき取り火災と環境に注意して処分してください。

    ≪抜き方≫

    1. エンジンを停止して、燃料タンクキャップを外し、市販のガソリン用ポンプなどを使用して燃料タンク内の燃料を専用容器に移してください。電動式のポンプは使用しないでください。
    2. 燃料タンクから燃料を抜き終わりましたら燃料タンクキャップを締め、エンジンを始動して(エンジンのかけかた参照)残った燃料を使い切って止まるまで運転します。
      • 本機を離れる場合は、必ずエンジンを止めてください。思わぬ事故を引き起こす場合があります。
    3. エンジンの停止を必ず確認し、万一の始動を防ぐため点火プラグキャップを点火プラグから取外し、燃料コックレバーを“止”の位置にします。

    取扱いのポイント

    • 次回使用時は、新鮮なガソリンを入れてください。
    • ガソリンは自然に劣化しますので30日に1回、定期的に新しいガソリンと入れ換えてください。
  2. エンジンオイルを交換してください。(交換方法はエンジンオイルの交換参照)
  3. エアクリーナーを清掃してください。(清掃方法はエアクリーナー(空気清浄器)の清掃・交換参照)
  4. 本機を右側(マフラー側)に倒し、刈刃及び各部を清掃し、刈刃が確実に締まっていることを確認してください。(刈刃締付けボルトの点検参照)
    刈刃にエンジンオイルを塗布してください。
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  5. 左手でハンドルを握り、右手で始動グリップを引き、重くなったところで止めてください。
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  6. 収納袋を取外し、清掃してください。

    収納袋が目詰まりをしているときは水洗いをし、十分に乾燥させてから取付けてください。
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  7. 左右のハンドル固定ツマミを90°回し、ハンドルを折りたたみます。
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    • ケーブルがハンドル固定ツマミに引掛からないように注意してください。
  8. カバーをかけ、風通しの良い場所に保管してください。

取扱いのポイント

本機を使用する場合、ハンドルを作業時の位置に戻してください。

  1. 点火プラグキャップが点火プラグから外れていることを確認します。
  2. ハンドルをゆっくり起し、ハンドル固定ツマミで固定します。(ハンドル固定ツマミ参照)
  3. ケーブルが無理に引っ張られていないこと、各レバーの遊びが正規であることを確認します。
  4. 点火プラグキャップを点火プラグに確実に取り付けます。