BF350A

チルトロックレバー

長期間ボートを係留しておくときなど、船外機を最上位置までチルトアップした状態に保つ場合にこのレバーを使用します。

取扱いのポイント

  • 係留時、エンジン内の水を排水するために、エンジン停止後に1分程度保持してからチルトアップしてください。 チルトアップした状態で、船外機を桟橋や他船などに衝突させないよう注意してください。
  • 本機はチルトロックレバーを2段階の高さで使用することができます。

  • 65°
  • 55°(船体によって65°を使用できない場合)

  • パワートリム/チルトスイッチで船外機を最上位置までチルトアップさせます。(
  • チルトロックレバーを“LOCK”(固定)の位置にします。チルトロックレバーは、最上位置まで上がらないと“LOCK”(固定)の位置にできません。
  • その後、チルトロックレバーを“LOCK”(固定)位置にした状態で、スイッチを“DN” 方向へ押し、船外機を固定させます。
  • 注意

  • 船外機を最上位置までチルトアップした状態で、チルトロックレバーを“LOCK”(固定)の位置にしないと、パワートリム/チルトの油圧が下がり、船外機がチルトダウンする場合があります。
  • 船体によって65°の位置を使用できない場合は、55°の位置でロックを使用してください。
  • チルトロックレバー

    チルトロックレバー(左右両側)

    FREE(解除)

    LOCK(固定)

    チルトロックレバー(左右両側)

    65°の位置

    55°の位置
    (船体によって65°を使用できない場合)

    LOCK(固定)

    FREE(解除)

  • さらに、パワートリム/チルトスイッチの“DN” 側を押してトリムロッドをいっぱいまで縮めます。
  • 取扱いのポイント

  • トリムロッドは、必ずいっぱいまで縮めてください。海藻類や腐食によりトリムロッドが損傷するおそれがあります。
  • トリムロッド

  • チルトロックレバーを解除する場合は、パワートリム/チルトスイッチの“UP” 側を押して船外機を少し持ち上げチルトロックレバーを“FREE”(解除)の位置にします。
  • 取扱いのポイント

  • チルトロックレバーを“LOCK”(固定)位置にした状態でエンジンを始動しないでください。エンジンを損傷するおそれがあります。