HSS960I・HSS1370I

バッテリーの点検

警告

  • バッテリーを取扱うときはショートによる火花や火気に注意してください。バッテリーからは可燃性のガスが発生しているので爆発の危険があります。
  • バッテリー液面が下限以下のままで使用または充電はしないでください。バッテリー液面が下限以下のままで使用または充電をするとバッテリーの劣化を早めたり、破裂(爆発)の原因となるおそれがあります。破裂(爆発)の場合は、重大な傷害に至る可能性があります。
  • バッテリーの結線は正確に行ってください。接続時は㊉側から接続し、外すときは㊀側から外し、付属のチューブを端子に取付け、保護してください。工具の接触などでショートする場合があります。
  • 本機に12 V以外の接続はしないでください。引火、爆発により重大な傷害に至る可能性があります。
  • 端子部の取付けがゆるい状態で使用すると、作業灯、警告灯、表示灯が点灯しなかったり、PCU(コンピュータ)が故障判定することがあります。
  • バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚につくとその部分が侵されますので十分注意してください。万一、付着したときはすぐに多量の水で少なくとも15 分以上洗浄し、専門医の診断を直ちに受けてください。

  • 取扱いのポイント

  • 長時間使用しない場合には、㊀バッテリー端子を外しておいてください。
    長期間保管中は、6 か月に一度補充電を行ってください。
  • バッテリー補充液(蒸留水)を入れすぎると電解液がこぼれ金属を腐食させる原因となります。上限(UPPER LEVEL)以上入れないでください。万一バッテリー液をこぼしたときには、必ず水洗いをしてください。
  • バッテリーカバーの取外し・取付け

  • エンジンスイッチを“ 停止” の位置にし、エンジンスイッチキーを抜きます。
  • バッテリーカバーの左右のゴムベルト2 個を取外して、バッテリーカバーを手前に引き、上の方向に取外します。
  • バッテリーカバー

    ゴムベルト

    グロメット

    グロメット

  • 取付けるときは、バッテリーカバー下部2か所の突起とパネル下のグロメットを合わせてバッテリーカバーを取付けます。
  • バッテリーカバーの左右のゴムベルトを確実に取付けてください。
  • 取扱いのポイント

    カバー類を取外したまま屋外に放置しないでください。故障の原因となります。

    バッテリー液の点検

    バッテリーカバーを取外してバッテリーの液面が上限(UPPER LEVEL)にあることを確認してください。

    同時にキャップの通気孔のつまり、端子のゆるみがないことを確認してください。バッテリー液が下限(LOWER LEVEL)に近い場合は、バッテリー補充液(蒸留水)を補給してください。


    バッテリー液の補給

    バッテリーを外し、キャップを外して、バッテリー補充液(蒸留水)を上限(UPPER LEVEL)まで補給します。

    バッテリーの取外し・取付けは、頁の手順で行ってください。

    バッテリー

    キャップ

    上限 (UPPER LEVEL)

    下限 (LOWER LEVEL)

    端子

    端子の手入れ

    端子のゆるみ、腐食は接触不良、作業灯、警告灯、表示灯の故障の原因となります。ゆるんでいるときは締付けてください。端子に白い粉がついているときは、バッテリーを取外しぬるま湯で清掃してください。端子部が腐食している場合は、ワイヤーブラシかサンドペーパでみがきます。清掃がおわったら、端子接続後グリースを塗布してください。

    バッテリーの取外し・取付け

  • バッテリーカバーを外します。
  • バッテリーのバッテリー㊀端子の接続を外します。
  • バッテリーのバッテリー㊉端子の接続を外します。
  • バッテリーセットプレート

    ㊉端子

    ㊀端子

    バッテリー

    バッテリーセットプレートナット

    バッテリーセットプレートナット

  • バッテリーセットプレートのナットをゆるめて、バッテリーを引き出します。
  • 取付けるときは、取外しの逆の手順で取付けます。