5 刈取り作業

刈取り作業は、≪自走刈り≫と≪手押し刈り≫とを選択できます。≪自走刈り≫は≪自走刈り≫、≪手押し刈り≫は≪手押し刈り≫を参照してください。
≪斜面≫および≪起伏≫での刈取り作業は、≪斜面≫および≪起伏≫を参照してください。

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  • 作業中に本機または刈刃が障害物に当たったときは、モーターを停止させ、電源スイッチキーを抜き、バッテリーを取外してから、本機に損傷がないことを確認してください。そのまま作業を続けると損傷した部品が飛散し大ケガをするおそれがあります。
    損傷した部品を交換するときは、お買いあげ販売店またはサービス指定店にご相談ください。
  • 急な斜面や起伏の激しいところでは作業しないでください。斜面や起伏のあるところでは本機が安定せず転倒するおそれがあります。
  • 芝床のでこぼこが大きいときは刈取り高さを高めに調整してください。でこぼこの状態によっては芝を短く刈り過ぎて、芝を傷めることがあります。
  • 刈刃の状態や、芝の長さによってはモーターにかかる負荷が大きくなりモーター回転数が低下し、刈取り仕上げが悪くなります。
    刈刃の手入れを行う、または刈取り高さを調整して数回に分けて刈ってください。

≪自走刈り≫

モーター操作ボタンを押しながらモータースイッチレバー(刈刃)を握り、モーターの回転が安定したところで、走行クラッチレバーを握り、刈取り作業を行います。

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  • 作業中はハンドルをしっかり握り、足元に十分注意し、本機の速度に合わせ行ってください。芝は滑りやすく転倒するおそれがあります。
  • 走行クラッチレバーを握りながら本機を後ろに引っ張らないでください。本機が故障するおそれがあります。
  • 方向転換は、走行クラッチレバーを放し、ハンドルを押し下げながら前輪を少し浮かして行います。前方の飛散物に注意しながら行ってください。

≪手押し刈り≫

モーター操作ボタンを押しながらモータースイッチレバー(刈刃)を握り、刈刃の回転が安定したら本機を手で押して作業します。(このとき走行クラッチレバーは使用しません)

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作業中はハンドルをしっかり握り、足元に十分注意し、走らないで行ってください。芝は滑りやすく転倒するおそれがあります。

刈取り作業が可能な時間(バッテリー持続時間)は芝の状態、刈取り高さ、作業中断の頻度で変化するので、刈取り作業が可能な範囲(バッテリー持続時間)も変化します。
刈取り作業が可能な範囲(バッテリー持続時間)を広げたいときには、刈取り高さを高くして手押し刈りをすると効果的です。

本機にはモーターを保護するための自動停止機能があります。障害物などにより過度な負荷がかかり、モーターの温度が高温になるとモーターが停止します。その場合は下記の手順にて再始動を試みてください。

  1. モーターを停止させ、電源スイッチキーを抜き、バッテリーを取外します。(バッテリーの取外しかたモーターの停止参照)
  2. 刈刃を停止させた原因(障害物など)を取除く。
  3. 始動手順を行う。(モーターの始動参照)

※ 手順(3)にて始動できなかった場合、本機を風通しのよい場所などに約30~60分程度置き、モーターを冷まして再度始動を試みてください。それでも始動しない場合はお買いあげ販売店またはサービス指定店にご相談ください。

  • 長く伸び過ぎた芝を1回で低く刈ると、刈刃に過度な負荷がかかり、モーターを保護する機能が働き、モーターが停止することがあります。長く伸び過ぎた芝を刈るときは、本機の刈取り高さを高い位置に調整し、複数回に分けて低く刈ってください。

≪斜面≫

  • 斜面での芝刈りは上下方向ではなく、横方向(等高線方向)に行ってください。
  • 斜面上での方向転換は十分注意を払ってください。
  • 急な斜面では本機を使用しないでください。
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≪起伏≫

  • 起伏の多い所での芝刈りは足元に十分注意してハンドルをしっかりと握り作業をしてください。

≪マルチングについて≫

本機はクリップディレクターレバーを操作することにより、マルチング(刈取った芝を刈取り面へ戻す)を行うことができます。
クリップディレクターレバーを収納・放出側に合わせると、マルチングはできません。

  1. 収納袋を取付けます。(≪取付けかた≫参照)
  2. クリップディレクターアンロックボタンを押し下げながらクリップディレクターレバーを移動し、 マルチング側に合わせます。
  3. テストで少しだけ芝を刈ります。(5 刈取り作業参照)
  4. 刈取り面の仕上りを確認してください。
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  • 刈取り面の仕上りは、マルチングした芝が芝生の間からあふれないようにしてください。

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取扱いのポイント

マルチング作業は、芝生の種類や密度、作業状況によっては、芝生の育成に悪影響をおよぼすおそれがあります。