エンジンのかけかた
| 警告 | 
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| 排気ガスには有害な一酸化炭素が含まれています。ボートハウスなどの換気の悪い場所ではエンジンを始動しないでください。 | 
| 取扱いのポイント | 
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| エンジンをかけるときは、必ず通常使用状態(プロペラが水中にある状態)で行ってください。絶対に水無しでは始動しないでください。本機を破損します。 | 
出航前に必ず非常停止スイッチの点検をおこなってください。
エンジンをかけた状態で、非常停止スイッチクリップを抜き、エンジンが停止することを確認してください。
エンジンが停止しないときは、販売店またはサービス指定店で点検を受けてください。
エンジンスイッチまたはパワースイッチを“ON” にする前に、バッテリースイッチがON になっていることを確認してください。エンジンを始動するときにバッテリースイッチがOFF になっていると、ブザーが短く3 回鳴ります。
コントロールパネル側のカールコードの先端(非常停止スイッチクリップ)を確実に非常停止スイッチに取付け、カールコードの一方を運転者の身体の一部に取付けてください。 
非常停止スイッチクリップがスイッチに取付けられていないと、エンジンは始動しません。| 
非常停止スイッチ 非常停止スイッチクリップ カールコード | 
| 警告 | 
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| 航走中は必ずカールコードを運転者の身体の一部につけておいてください。落水したとき、エンジンが止まらずボートが暴走し運転者や乗客、そして付近にいる人々に重大な傷害を負わせる可能性があります。 | 
コントロールレバーを“N”(中立)の位置にします。
コントロールレバーを“N”(中立)の位置にしないとエンジンはかかりません。| 
フラッシュマウントリモートコントロール
 N(中立) コントロールレバー
 シングル/デュアルトップマウントリモートコントロール
 N(中立) コントロールレバー
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エンジンスイッチ装備仕様の場合
エンジンスイッチキーを“ON”(運転)の位置までまわします(この時、ブザーが短く2 回鳴ります)。
さらにエンジンスイッチキーを“START”(始動)の位置までまわします。| 
エンジンスイッチキー START(始動) ON(運転) OFF(停止) | 
スタートストップスイッチ装備仕様の場合
パワースイッチキーを“ON”(運転)の位置にまわします(この時、ブザーが短く2 回鳴ります)。
スタートストップスイッチを押します。
2 基掛けの場合は、一括始動用スタートストップスイッチを押すか、個別始動用スタートストップスイッチを押します。| 
スタートストップスイッチ 一括始動用スタートストップスイッチ 個別始動用スタートストップスイッチ | 
| 取扱いのポイント | 
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| セルフスターターは大電流を消費しますので5秒以上の連続使用は避けてください。5 秒以内で始動しない場合は、10 秒以上休んでから再び始動してください。
運転中はエンジンスイッチキーを“START”(始動)の位置にまわさないでください。始動装置を破損することがあります。 | 
冷却水が正常に循環しているか検水口で確認します。検水口から勢いよく水が出ていれば正常です。 
| 警告 | 
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| 万一、水が出なかったり、水蒸気が出てきたときにはエンジンをとめて吸水口が詰まっていないことを確認し、詰まっている場合はゴミ等を取除いてください。ゴミを取除いても水が出ないときは、販売店またはサービス指定店で点検を受けてください。そのまま航走するとオーバーヒートしてエンジンが停止します。 | 
始動後、マルチディスプレイ内の油圧警告表示灯が消灯していることを確認してください。
万一、表示灯が点灯する場合はエンジンを止め、エンジンオイルは規定量あるか点検をしてください。
オイル量が正常で点灯する場合は、お買いあげ販売店またはサービス指定店で点検をお受けください。
暖機運転を行います。
外気温が5°C 以上のとき
アイドリング状態で3 分以上
外気温が5°C 未満のとき
エンジン回転数2,000 rpm で5 分以上(頁、頁参照)
| 取扱いのポイント | 
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| 暖機運転が不十分なままエンジン回転を上げると保護装置が働き、オーバーヒート警告灯が点灯し、警告ブザーが鳴り、自動的にエンジンの回転が下がる場合があります。
最低気温が0°C 以下となる地域では、冷却系が凍結することがあり、始動後暖機運転を行わず高速航走すると、エンジンに悪影響を与える場合があります。 | 
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