エンジンオイルの点検・交換
オイルが不足していたり、汚れていると摺動部や回転部分の寿命をいちじるしく縮めます。
- 交換時容量:
- 7.6 L(オイルフィルター非交換時)
- 〈推奨オイル〉:
- API分類SG、SH、SJ、SL級相当のSAE 10W-30エンジンオイル
〈点検のしかた〉
点検は垂直にして行います。エンジンカバーを外して(52 頁参照)、オイルレベルゲージを抜き取り、オイルをオイルレベルゲージで確認します。少ない場合は、オイルレベルゲージの上限まで補給します。
補給量はオイルレベルゲージの目盛に従ってください。
同時にオイルの白濁、汚れはないか確認してください。
万一、白濁している場合は、お買いあげ販売店またはサービス指定店へご相談ください。
補給量はオイルレベルゲージの目盛に従ってください。
同時にオイルの白濁、汚れはないか確認してください。
万一、白濁している場合は、お買いあげ販売店またはサービス指定店へご相談ください。
〈交換のしかた〉
エンジン停止直後は、エンジン本体の温度や、油温が高くなっていますので、冷えてからオイル交換を行ってください。ヤ ケドをするおそれがあります。
- 船外機を直立状態にしてエンジンカバーを外し、オイル給油口キャップを外します。
- オイルドレンボルトとワッシャーを12 mm のレンチで外してエンジンオイルを抜きます。オイルは適切な排油受け容器に受けます。
- 新しいシーリングワッシャーをオイルドレンボルトに取付け、ボルトをしっかり締付けます。
- 締付けトルク:
- 23 N·m (2.3 kgf·m)
- ドレンボルトカバーを取付けます。
- オイル給油口から新しいオイルを入れ、オイル給油口キャップを確実に締付けます。
確認のため、オイルレベルゲージでオイルの量を点検します。
取扱いのポイント
- オイルは、使用しなくても自然に劣化します。定期的に点検・交換を行いましょう。
- オイル給油口キャップは、手で確実に締付けてください。締付けがゆるいとオイルがもれることがあります。
- オイルを入れすぎないよう、注入後必ずオイルの量を確認してください。オイルが少ないときはもちろんですが、入れすぎもエンジンの故障の原因になります。
- オイルの処理方法は法令で義務付けられています。法令に従い適正に処理してください。不明な場合は購入先にご相談のうえ処理してください。